すいすい尾瀬なび
        [尾瀬の自然のようすを毎日紹介! by 尾瀬保護財団]
尾瀬の地名 目次
■尾瀬ヶ原周辺 / 牛首ヨッピ吊り橋竜宮景鶴山赤田代

■尾瀬沼周辺 / 尾瀬沼

■至仏山周辺 /

■燧ヶ岳周辺 / ナデッ窪

■アヤメ平周辺 /

■会津駒ヶ岳周辺 /

■田代山・帝釈山周辺 /
さかい沼・振り分け沼(燧ヶ岳の麓にたたずむ高山湖 - 尾瀬沼)
時期:シーズン中(5月中旬〜10月中旬)
場所:長蔵小屋裏
観察テーマ:地名紹介


 尾瀬沼は燧ヶ岳の噴火によって川が堰き止められてできた湖で、水深は平均5.5m、最大深は9.5mの天然湖です。岸辺にはフトイやジュンサイ、ヒルムシロなどの水生植物が豊富に見られますが、ヒツジグサは池塘のものと比べると葉が大きく、栄養状態の違いを示しています。冬期は厚い雪に覆われ、5月上旬頃までは雪の尾瀬沼を歩いて渡ることができます。昭和47年までは沼尻、尾瀬沼東岸、三平下をむすぶ渡船が運行されており、中高年の方には尾瀬沼を船で渡った思い出のある方も多いようです。
 かつて尾瀬沼は、会津と上州の境にあったことから「さかい沼」や「振り分け沼」と呼ばれていました。現在でも沼を南北に二分する県境があり、北側は福島県、南側は群馬県に分かれています。

環境学習ポイント_63尾瀬沼1
■福島県と群馬県との県境になっている尾瀬沼は古くは「さかい沼」「振り分け沼」と呼ばれていた

■動画による紹介(クリックすると表示されます)


牛首(行き交う登山者を見守る尾瀬ヶ原の牛)
時期:シーズン中(5月中旬〜10月中旬)
場所:上ノ大堀川橋
観察テーマ 「(テーマ別の索引) (育てたい能力別の索引)」 :地名紹介


 尾瀬ヶ原を上田代と中田代に分ける上ノ大堀川沿いに、小高い丘がつきだしています。この形が牛の首のように見えることから、牛首と呼ばれています。上ノ大堀川橋の辺りが最も牛首に近い場所で、秋には牛首も紅葉で彩られます。古くはこの牛首の首にあたる場所にバンガロー村があったようですが、現在は登山道がないため行くことはできません。

環境学習ポイント_55牛首1
■中田代から見た牛首

■動画による紹介(クリックすると表示されます)


ヨッピ吊り橋(不思議な響きを持つヨッピとは?)
時期:シーズン中(5月中旬〜10月中旬)
場所:ヨッピ吊り橋
観察テーマ:地名紹介


 ヨッピという不思議な響きを持つこの語源はアイヌ語で、「呼び」「別れ」「集まる」といった意味があると言われています。ヨッピ吊り橋が架かっているヨッピ川は、その名にふさわしく川上川、猫又川、上ノ大堀川、下ノ大堀川、沼尻川と尾瀬を流れる多くの川が集まったもので、先人達がヨッピ川を遡行すれば多くの支流へと分かれてゆく様子が、こうした名前を付けさせたのだと考えられます。現在のヨッピ吊り橋は立派な作りですが、古くは簡易な吊り橋が水量の多い川に架けられ、非常に難路だったと言われています。

環境学習ポイント_54ヨッピ橋1
■水量の多いヨッピ川に掛けられたヨッピ吊り橋

■動画による紹介(クリックすると表示されます)


竜宮(川の流れが突然湿原へと吸い込まれてゆく不思議な場所)
時期:シーズン中(5月中旬〜10月中旬)
場所:竜宮
観察テーマ:地名紹介


 尾瀬ヶ原の中央部付近には竜宮という場所があります。この場所は川の水が湿原の中へいったん吸い込まれ、その様子を見た当時の冨士見小屋主である萩原武治氏が、この穴は竜宮城まで通じているのだろうと思い、これが地名となりました。いったん湿原へと吸い込まれた川の水は湿原内を通過し、木道をはさんで反対側へと湧き出しています。
竜宮の作られ方には、小川だった両岸の植物が徐々にせり出し完全に覆ってしまったという説と、もともとあった伏流水の流路が水流によって広げられ、現在のようすになったという説がありますが、竜宮南側のセン沢上流でも伏流水が多く見られており、現在は後者の説が有力と考えられています。

環境学習ポイント_53竜宮1
■竜宮の水の出口。歩道を挟んで反対側の湿原では水の入り口を見ることができる

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